もうひとつの「カシオペアぎらり」
日の長い夏至の前後に、北海道でのお楽しみと言えば「カシオペアぎらり」。
噴火湾沿いを走るカシオペアが、まさに沈もうとする夕陽を、その銀色の車体でぎらぎらと反射するものだ。特に有珠~長和にある「通称・長和の丘」では、水田の中にすーっと橙色の線を引いたかのように撮れる事で大人気な場所。わたしも去年は通ってなんとか物にすることができた。「今日なら間違いなく撮れる!」と、定価の航空券を買って首都圏から駆けつけた猛者がいるほどの、魅力ある所である。
他にも、北舟岡界隈など魅力的な場所があるが、ここ半年ほど気になっていたのが今回の場所。
某○chで観てから撮りたい!と想い続けていて、今回そのチャンスがめぐってきた。
この日は朝からスカッと晴れた一日。週末土曜日とあって人手も多いことだろうと目的地へ。
途中、通過した長和の丘には通過1時間前でざっと20人、対岸の駒ケ岳がくっきり見え足元の水田も田植えが終わったばかりでかつ、風も微風。これほどにない好条件に後ろ髪のひかれる想いだ。
(確かに、この日は最高傑作が生まれていた→RM社・今日の一枚へ)
想いを振り切りながらも現地の着くと、人影は全く無し。そういうものなのかな…
結局他に誰も来ることもなく、まったりとした撮影となった。
しかし、現地で見た光景はさすがに神々しいものがあった。欲を言えばもう少し後の季節なら側面に光が回り、もっとぎらぎら感のあるものになっていたであろう。ちょうど今日この頃かな…
そして、更に心奪われる光景も目撃でき、私にとって非常に楽しい一日だった。
2010年5月 室蘭線:北入江(信)~有珠
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント